2009년 5월 15일 금요일

(일어TCT시험)企業決算―苦しみを飛躍につなげ(09.05.16)

(일어TCT시험)企業決算―苦しみを飛躍につなげ(09.05.16)

 戦後最悪という不況の直撃を受けた09年3月期の企業決算は、予想通りの惨憺(さんたん)たる内容だ。全体の経常利益は大幅減少。10年3月期も減益を見込む。2期連続のマイナスはバブル崩壊後の金融危機以来、11年ぶりだ。

 米国発の信用収縮で自動車や家電製品などがバッタリ売れなくなった。世界的な「需要の蒸発」だ。経営者の多くは業績悪化の原因を「不可抗力」と考えているかも知れない。

 だが、松下電器産業(現パナソニック)創業者の故松下幸之助さんは「不況、難局こそ、何が正しいかを考える好機である」と語った。過去の経営のどこが問題なのか。それを考えるうえで、いささか乱暴だが示唆に富む対比がある。59年ぶりの赤字に沈んだトヨタ自動車と最高益を出した任天堂だ。

 トヨタは世界中が好況だった昨年までの5年間に毎年6~10%という驚異的な幅で世界市場での販売を伸ばし、ついに米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜いて世界一になった。だが、その原動力は、米国で大手3社が得意とする大型車の市場を奪い取ることだった。この市場は燃費の悪い車種ばかりの「遅れた市場」だ。本来、燃費のいい小型車が取りえなのに、GMを抜くため、知らず知らずのうちに「退歩」の道に入り込んだ感がある。

 確かにトヨタは97年にハイブリッド車(HV)「プリウス」を出し、先進イメージを確立した。ところが、この「進んだ市場」を本気で広げ、経営の屋台骨に育てようという気迫は感じられない。世界販売に占めるHVの比率は5%足らず。この12年間、HVの市場拡大に賭けていれば、10年3月期に8500億円の営業赤字を見込むほどの深手に至らなかったのではないか。

 一方の任天堂は、ゲームの概念を変えたと言われる「Wii(ウィー)」などが世界的に大ヒット。自ら作り出した市場に支えられ、業績は「景気の影響より、斬新な商品を出せるかにかかる」と岩田聡社長はいう。

 任天堂には、本拠地の京都で育まれた経営理念が息づく。狭い盆地に業者がひしめくので、他人と同じことをやると隣近所の仕事を奪うことになる。企業も勢い独創性をテコにした成長を志向するようになる。斬新なゲームづくりは、京都企業の本領発揮なのだ。

 今回の世界不況が終わっても、バブル型の高成長の再来は期待できないだろう。低成長の世界では市場創出がカギになる。これは、京都企業の置かれてきた状況に似ている。

 松下幸之助さんは「好況よし」としたうえで、「かつてない困難、かつてない不況からはかつてない革新が生まれる」という信念から「不況さらによし」と喝破した。2期連続の減益という試練に立つ日本企業は、この苦しみを将来の飛躍につなげてほしい。


(일어TCT시험)企業決算―苦しみを飛躍につなげ(09.05.16)