(일어번역사자격증학원)補正、参院へ―何でもありの愚を問え(09.05.15)
国費15兆円余りの「経済危機対策」を盛り込んだ09年度補正予算案が、実質1週間ほどの審議の後、衆議院で可決された。憲法の規定により、野党が優勢の参議院で議決されなくても、衆院通過から30日後の6月12日に自然成立することになった。
未曽有の世界不況の下で日本経済の現状はたしかに厳しい。輸出が激減し消費もしぼんでいる。数十兆円といわれる需要不足をある程度は補うためにも財政出動は必要だ。
だとしても、この補正予算案は不要不急の事業への大盤振る舞いが過ぎる。民主党など野党が「もっと徹底的な審議が必要」と求めたのは当然である。だが与党は「対策は急を要する」とそれを拒んだ。残念ながら補正予算のレールは敷かれ、前代未聞のバラマキが走り出してしまった。
いや、だからこそ、これから始まる参議院での審議が大切になる。政府・与党はこの対策を「世界経済の大調整」に向けた構造対策とも位置づけている。つまり、近くおこなわれる総選挙で自民党が示すであろう長期的な経済政策の方向性が、この対策にも反映されていると言ってもいい。
衆院審議でも、予算案で多くの問題点が野党議員らによって指摘された。無駄な公共事業の象徴とされてきたハコモノの復活もその一つだ。文部科学省はアニメや漫画、ゲームの「殿堂」の建設に117億円、47都道府県に産学官の共同研究拠点を設けるのに695億円を投じる。これほどの巨費投入なのに、どれほどの効果が見込めるのか深く検討した形跡はない。
複数年度にまたがって予算を使うための「基金」方式が46基金で4兆4千億円と多用されたのも問題含みである。この方式は長期的なテーマに機動的に財政資金を投じられるという長所もあるが、逆にその政策が必要なくなっても、中断しにくくなる。見直しの仕組みがないままでは各省庁の都合のよい「財布」になるだけだ。
なかでも、いま農政の大改革を検討中の農水省が、基金方式を使って1兆円もの補正予算を組んだのは解せない。改革の方向が定まっていないのに、年間予算を1・4倍に膨れあがらせて何をしようというのか。
規模を大きくすることがあまりに優先され、各省庁が悪のりした感は否めない。優先度の低い事業がかなりたくさん紛れ込んでいるようだ。
15兆円の対策は国民1人当たり12万円の負担で成り立つ。果たしてそれだけの価値がある中身なのか。野党が補正予算案の審議を通じて問題点を洗い出していく作業は、そのまま国民が政権選択をする際に貴重な判断材料になるに違いない。野党優位の参院では、とっくりと腰の据わった質疑を見せてもらいたい。
(일어번역사자격증학원)補正、参院へ―何でもありの愚を問え(09.05.15)
